COCOON ジュリオについての備忘録
1.初めに
2019/6/4大阪サンケイホールブリーゼにて、COCOON月の翳りを観劇してきました。
星一つもライヴュで観ていまして。
内容的にもウルを軸として繭期の不安定さと美しさ、そんな多感な時期に悩める若きヴァンプ達と個人的に大変満足のいくものでした。
正道としてはここから、ラファエロ・アンジェロ・ウルについて述べるのが良いかもしれませんが、今回の舞台なんといってもジュリオに心惹かれたので忘れないうちに、書き残すためにここに記します。
初めに”COCOON”というのは末満健一(日本の劇作家、脚本家、舞台演出家、俳優 Wikipediaより)氏の作品であるTRUMPという演劇シリーズの新作で2019/6/5まで公演が行われていました。(COCOONという作品は事前情報が隠されて発表されていたので、本稿でもそれを倣ってここまでの説明とします)
2.ジュリオについて
では早速ここからはジュリオについて、思いのたけを羅列していきいます。
形式は、私がtwitterにて喚き散らしたことをひっぱてきてそれにコメントするという形で
舞台COCOON【月の翳り】観ました
— 奇稲田@添い遂げ退団 (@cusinada000) June 4, 2019
すばらしすぎて言語化できて無いのでまとまったらあとでTweetします。
取り急ぎいいたいことはジュリオに惚れました
観劇直後です。ラストでの決別の顛末TRUMPへのつながりよりも”ジュリオ”に惹かれてしまったのです。
キャスパレの時点で袖と髪のビジュアルで異彩を放ってたんだよな
— 奇稲田@添い遂げ退団 (@cusinada000) June 4, 2019
ジュリオ
COCOON、ジュリオっていうキャラ、役としての演技立ち振る舞いが
— 奇稲田@添い遂げ退団 (@cusinada000) June 4, 2019
ぶち刺さるぐらい可愛いかったんですが
俳優さんに可愛いって言っていいからわからんねんけども
あれは実は夢だったのでは?
ジュリオのビジュアル映え過ぎなんだよなぁ
— 奇稲田@添い遂げ退団 (@cusinada000) June 4, 2019
なんだよあの黒髪ロングそして長い袖
立ち振る舞いに倒れたときの姿勢
しかも傷ついた者を思いやる優しさ
好き過ぎるんやが
まずジュリオのビジュアルについて、上に引用したようにジュリオの容姿ってのが田中亨さんの美形+長い黒髪に長い袖(自分の手が袖から外に出ないくらい)なんですよね
それが舞台の中で翻るんですね。まずそこに目を奪われる。そしてちらりと見える美貌に魅了される。食虫植物を連想させる蠱惑的な美を湛えていました。
(田中亨さんが自身のtwitterに写真を投稿していらっしゃるのでぜひチェックしてください)
ジュリオ、袖が長い(小神あきら)なのは子供の証なんですよね
— 奇稲田@添い遂げ退団 (@cusinada000) June 4, 2019
子供たがら身の丈にあってないカッコをしてる。背伸びをしているとも言える
ジュリオの衣装について。彼の袖の長さは丈にあっていない=子ども特有の背伸び
もしくは、成長途中などをあらわしているんですよね。(独自解釈)だからこそ、繭期を抜けたラストのシーンでは袖丈があっていたと考えられます。
しかしそうなると疑問として出てくるのは、カーテンコール時のジュリオの袖丈は長いものに戻ってたという事実です。これに関しては
だから繭期に囚われていたディエゴが出てくるカーテンコールはジュリオも袖長い繭期時代なんですよ https://t.co/y0miTKwGSA
— 奇稲田@添い遂げ退団 (@cusinada000) June 4, 2019
このような解釈をとっています。カーテンコール時のディエゴは客席をじっと見つめ
繭期を惜しんでいるように感じさせる部分がはありました。そこから、アンジェロは繭期を抜けられないディエゴ(居場所として+人の血が流れてる故の短命)を思って、ディエゴと並びたてる最期場所だからこそのあの袖だと考えました。
次はジュリオの”友情は繭期と一緒に置いていく。そして未来に懐かしむ”というあの発言について。
関連のツイートをふせったーで投稿したためここは文章のみで
舞台終盤、ジュリオはエミールとの会話で「友情は存在しなかったのかもしれない」
あったとしても「ここに置いていく」という趣旨の発言をしています。
これは日々に飽き退屈していたジュリオを、その中から出してくれたディエゴという存在が掬いだしてくれた。ジュリオはディエゴの赤が好みと言っていた。この好みが友情と繭期のキーワードだと思う。
置いていく宣言、あれは繭期に執着してはいけない(ドナテルロとグスタフの関係も踏まえて)ってことを言っているのだと考えると、繭期とそれにリンクして生れたのが友情でありつるむ理由なわけで、越繭したジュリオにはディエゴの存在は重すぎたんやなって......
決してジュリオもディエゴたちとの友情がなかったとかじゃなくて、ただ”そっちには行けなかった”だって思った。
この先の将来ジュリオがディエゴと再会するかは、個人的には再開しない道が至高かなって思う。邂逅すれば必ず繭期を思いだしてしまう。それはジュリオにとってもかもしれないけれど、ディエゴにとって何よりつらいはずなので、絆のあるジュリオは分かって会わないのかなっていうのが解釈です。
ジュリオの赤に惹かれるというのは日々を退屈に思ってるからこそ、衝動的な赤に惹かれたってのもあるかもしれないけど、個人的には劇中の行動でジュリオは真っ先に他者をいたわるような行動/思いやりのある行動をしていた(あの袖じゃ剣握れないだろとかメタ的なのは無し)ように見えたので、心が傷ついて血を流しているからそれを思って側にいたのでは?って解釈してます。(ディエゴの見せてくれた夕日の色だったから赤が好き説もかなり私好み)
田中亨さんがTwitterに上げた写真の髪飾りについて。
濡羽色の髪に黒の飾りって……見えなかったよ!なの写真で見ての感想。あれ三つの黒い丸?or月の飾りだと思うんですけど、飾りの数が三つってのが最高に佳くて。完全にディエゴ・ジュリオ・エミールじゃないですか!!三つ並ぶといえばオリオン座の三つ星か(黒い)3連星かどちらにせよ、完全に友情を持ってつけていると思われる......
連星と取った場合。三つ子ということなので、三人の強固な友情。それゆえに相手を思っての”友情は置いていく”......
袖が越繭下あとにないの、ドナテルロが追い求めた繭期の美しさの儚さを表しているんだよね……
ラファエロに言った“なれるといいな……”について
めっちゃ声がよかった……
事件後のラファエロへの呼び方が変わってたのが胸に刺さる刺さる。疎遠になったとしてもわざわざ挨拶しに行くし、こんなこと言うジュリオくんの思い。ラファエロとの間には友情と呼べるものは無かったかもしれないけど、仲間意識を持って接していて気に掛けていたことがわかる。
3.終わりに
とりあえず自分自身のジュリオについての解釈を詰め込んだつもりです。(見落としがあればそのたび追記します)
濡羽色のロングにぱっつん、腕より長い姫袖にどこか夢のように思わせる立ち振る舞いに魅惑の容貌。ジュリオのすべてが好きです。
そんなCOCOON月の翳りのDVDが11/20に出ます!僕は飛んで喜んで会場で予約しました。
After bromide涅槃像ジュリオ、ディエゴ×
とジュリオ、カーテンコールジュリオが佳すぎて予約しました。
ジュリオを延々とみられる永遠のジュリオ。ありがとう